高齢者の経済面を世界と比べてみた
こんにちは長房脳トレ塾の管理人です。
欧米諸国と比較したデータから
QOLについて考えています。
これまでも欧米と日本の違いが浮き彫りになっています。
今日は経済的な面を見てみます。
このグラフで特徴的なのは
日本の「困っていない」と答えた人の多さでしょう。
日本の経済力の成果かと思うと残念賞。
日本の単身世帯は、意識面では「困っていない」という答えているが
実態面では低所得層の割合が高いのだそうです。
なぜ日本の単身世帯は、欧米に比べて低所得層の割合が高いのでしょうか。
このレポートでは
- これまでに一番長くした仕事(Q17)をみると、日本の単身世帯は「自営業」や「非正規社員」の比率が他の3か国に比べて高い。
これらの人たちは国民年金のみの加入のため、受給金額が低い。 - 日本の単身世帯は、貯蓄や資産は少ないのに、
老後の備えに対して何もしていないという人が多い。
といった要因を挙げています。
日本では低所得や貯蓄や資産が十分でないことに対して、
働き続けることで対応していると考えられます。
単身世帯において 65 歳以上になっても働き続ける人の比率をみると、
日本は 32.7%となっていて、スウェーデン(42.7%)に次いで高い水準にあります。
単身高齢世帯の生活環境についてまとめると
- 病気になった場合などに別居家族に頼る傾向がみられる
- その一方で友人や近所との関係性が乏しい
- 身体機能が低下した場合に「自宅に留まりたい」と考える人の比率が低い
- 低所得層の比率が高く、働くことで補っている
といった特徴があげられます。
これらは現在だけの状況を見て納得するのではなく、
今後の日本の高齢者が増加することを前提として考えなくてはならないでしょう。
このままで行くと
未婚の単身高齢者は老後を家族に頼ることが
今以上にむずかしくなることが予想されます。
そうした状況の中で、友人や近所との人間関係をいかに形成していくか。
私たちの下の世代につながる大きな課題です。
健康寿命を延ばしたい
健康寿命を延ばすためには生活習慣を守ることが第一。
そして脳に適度な刺激を与えて認知症を予防しましょう。
それには普段から脳をリフレッシュすることも
効果があります。
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